周農人

新米岩津ねぎ農家の日々

薬撒く時に雨はいらないのよー

どうも、周農人です。
こんばんは。



アザミウマやハモグリバエの虫被害、黒斑の病気被害がちょこちょこあるのでそれ対策に薬を撒きますー




全圃場行くのでまとめて作りますー
(今回は160ℓですね)




使用薬剤は右からアプローチ、スミチオン、アミスターを使いました。


アプローチ:展着剤。ねぎだと水分が滑り落ちるので、水分をねぎにくっつける性質があります。


スミチオン:殺虫剤。アザミウマ系に効果あり。


アミスター:殺菌剤。黒斑やさび病(+その他)に効果あり。





で、こんな感じで倍率が書いてまして、あと見切れてますが、収穫何日前までなら使えるかと総使用回数が書いてます。
ここでいう使用回数はスミチオンの回数ではなく、スミチオンの系統である『有機リン』系統の総使用回数になります。


ですので、同系統をこの先(2回以上)使ってしまうとアウトとなります。
(意外とこの辺神経使うんですよね…)




で、希釈倍率に沿って、何ℓ使うかを計算して用意します。
(写真はアプローチで1000倍です。160ℓだと160mgでいいので簡単ですね。逆にスミチオンはアザミウマにやりたいので700倍になります。160ℓなので228.5mgですね。暗算なんて出来ません!若干少なめにしとくとオーバーにならないので安心ですね。水平な所でメスシリンダーでも使えば別でしょうが…)




背負い式の動力噴霧器を使用するので、こんな感じで入れてます。
これに20ℓ入るので、背負って約100mを歩くわけですね。大体4畝行けるので、20キロを背負いつつ、徐々に軽くなりながら400m歩くのを4セット繰り返します。


他も行くのでもっと歩いてますが…
ドローンとか自動巻き取り式の噴霧器とか欲しいなーって思いながら背負ってますね。
やり出すとねぎにかかってるかとか、他の病気ないかと見ながら歩くので意外と目の前しか見れてなかったりしますけどねー




んで、先端はこういうねぎアーチと呼ばれるのを使用してます。
(一人でやるとね…やってるとこの写真いるから後で形だけ撮っておこうと思ってても、疲れて忘れます!すいません!)


要はねぎの覆うように一直線に歩くだけで、全体的にかかるよーっていう優れものです。



写真は前回の使い回しですけど、このねぎの先端にねぎアーチの真ん中の部分を合わせながら行くと両サイドかかるよねって事ですね。



で、これをした後雨に打たれちゃうと流れちゃうので、数時間は降らない事を祈るんですが…
(というか曇りマークだったからやったんだが…)



一箇所小さい畑は土寄せしてから撒くつもりだったので、他の圃場が終わり次第、土寄せの準備してました。(畝間耕運一往復班+土寄せですね。)


昼までに耕運が終わったので、昼から土寄せするかーと思ったら、雨が降り始めまして…
幸いにも小さい所なのと、少し降ってるけど天気雨って感じなので、ダッシュで土寄せしました。



で、やんで晴れ間がきたのでラスト撒くぞーって撒きました。




家帰って、あれこれ洗ってたらサーって降りました…


めっちゃ降ったなら『明日もっかいあそこだけ撒き直すかー』って思うんですが…
また微妙な量!
降ったというほど降ってないし、降ってないかというと地面は濡れるくらいは降ってるよねってレベルです。



数週間後にまた別の薬を撒く方向で考えてますー



ではではー